助産師&1歳男の子ママの私が
- 赤ちゃんの試練の道
- 赤ちゃんだって痛くて辛い
- 赤ちゃんが道を間違える!?
- お母さんに頑張って欲しいこと
ついて医学的な視点も含めて解説します!
産道は試練の道
赤ちゃんってどうやって生まれてくるのー?
赤ちゃんがどんな試練を乗り越えているのか知ることで出産のイメージができるよ!
一緒にみてみよう!
赤ちゃんが通ってくる道を産道というよ!
- 骨産道
- 軟産道
の2つあるので、それぞれ解説しまーす!
今回の記事の画像は全て「病気が見える」より引用しています。
病気がみえる 産科 第3版 p229 より引用
要は、産道を「骨」に注目してみると
横長の円→一番広い円→縦長で一番狭い円→少し広い円
と変化しているということ。
骨は動かせないけど、体勢を変えることで骨盤が動いて産道が広がるよ!
仰向けよりもしゃがんだりする姿勢のほうが骨産道は広がるんだって。
よく子宮口〇㎝といわれるのはここの状態を表しているよ。
子宮だけでなくそこからつながる膣、会陰もすべて軟産道のうちの一つだよ。
ここがやわらかくしっかり伸びはじめると赤ちゃんが降りてこれるよ!
これを踏まえて赤ちゃんの回転について説明するよ!
STEP.1
顎を引く
自分の頭の直径が1番小さくなるように顎を引いてから骨盤の中に入る (青丸の位置)
STEP.2
背中を前に向ける
横長のところを通り過ぎると産道が縦長になる。背中をお母さんのお腹側に回して、頭の形を縦長に合わせて通りやすくするよ。(赤丸の位置)
STEP.3
頭を持ち上げる
頭の後ろの硬い骨が恥骨を通過できたら頭を持ち上げるよ。(緑丸の位置)
STEP.4
タイトル4
お母さんのお尻側を向いて生まれてくるけど、そのままだと肩がひっかかるので、左右どちらかに体を向けて、肩の位置をお股の出口に合わせて出てくるよ。
STEP.5
おめでとう
元気な産声をあげて、誕生!
誰に教えられるわけでもなくこれができるのがすごいよねー!
なるべくお母さんの負担にならないように頑張っているんだよー!