かんたん解説!離乳食とアレルギー予防について

離乳食はいつから?

私が離乳食をはじめるにあたっての一番の心配事は

アレルギー

でした。

これを予防できる適切な時期はいつかというと

生後5-6ヶ月

根拠としては

これより早すぎても遅すぎても

😱アレルギーの発症率があがる😱

という研究結果がでています。

詳しく知りたい方はこちら→食物アレルギーの観点から授乳、離乳を支援するポイント(厚生労働省)

そして発達の面でも6ヶ月が最適

日本母乳の会-母乳育児シリーズ5-の記載

根拠としては

  • 舌で押し出す舌だし反応が消える
  • 支えるとお座りが取れる
  • 手で口に物を運ぶようになる

という発達が見られるからです。

このサインが出てきたら、

あ、ご飯を食べる準備が整ってきたなー

と考えていいみたいです。

5ヶ月になったからスタート…でもいいのですが、

赤ちゃんの準備が整っているか、参考にしてみてください❤️

アレルギーになりやすい要素 4つ

その1 遺伝

言わずもがな…という感じがしれませんが、お父さんお母さんがアレルギーがあると赤ちゃんもアレルギーがある可能性が高くなります。

その2 皮膚バリア機能の低下

最近の研究では、

アレルギーは口の中に入った食べ物で発症するのではなく、

皮膚から食べ物がはいることによって発症する

という可能性が言われています。

具体的にいうと、

卵アレルギーは

卵を食べたからなったのではなく、

食べるときに口の周りについて、皮膚から吸収されることによってなる(=皮膚につかなければアレルギーを発症しにくい

ということです。

もっと詳しく知りたい方はこちら

このため、皮膚が荒れていたりすると、そこから食べ物が入りやすくなり結果アレルギーにつながるということです。

※もちろんこれだけで防げるわけではありません※

その3 秋冬生まれ

ぴよも冬生まれ

これは勉強していて初めて知りました!

様々な研究があり、関連がないと発表されているものもありますが、

秋冬生まれの方がアレルギーになる確率が高いという結果になった研究が数多くあります。

考えられている背景としては

  • 乾燥による皮膚が荒れやすい
  • 日光の浴びる量の低下

だそうです。

ご参考までに→アレルギー専門医の先生のブログ

その4 特定の食物の摂取開始時期の遅れ

昔はアレルギーを予防するために

卵などアレルギーを発症しやすいものの摂取を遅らせる

ことが推奨されていました。

しかし、最近はそれ自体がむしろアレルギーを発症させやすくしているとなり、

12年ぶりに離乳食のガイドラインが改定されました

これにより

🐣卵黄は離乳食初期から与える🐣

ということになったのです。

具体的なアレルギー予防方法

保湿

ローション色々試し中

基本的に肌を綺麗な状態に整えておくことが大切。

保湿剤を塗った群と塗らずにワセリンだけ塗った群を比較した研究では、保湿剤を塗ったほうが皮膚の水分量がきちんと保たれていたという研究があります。

必要な時にはステロイドも怖がらずに

アレルギーが皮膚から発症する

ということは

皮膚が荒れている状態は極力短い方がいい

ということです。

ステロイドには5つの段階があるので、早いうちに対処できればそんなに強い薬使わなくても大丈夫です。

皮膚科の先生の指導のもと、適切に使って皮膚の炎症を抑えましょう。

\わかりやすいサイトがあったのでよければ/

日本アレルギー協会 よくわかるアトピー性皮膚炎

積極的に色々なものを食べる、食べさせる

それは食べちゃダメ笑

赤ちゃんのアレルギー予防は

“妊娠中から”

アレルギーの実験で、

除去食(アレルギーの原因となる食べ物を摂らない)をした妊婦さんから生まれた赤ちゃんはアレルギーを発症しやすかった。

という研究があります。

また、卵黄などアレルギーを発症しやすいとされる食物を初期から開始することも日本のガイドラインに加わりました

参考(改定後の授乳離乳の支援ガイド

食べる前に口の周りをワセリンでガード

ワセリンのモデル気取り

いくら皮膚を綺麗に保とうと頑張っても

ふと気づいたら引っ掻き傷が増えている😱

なので、

「食べさせる前に物理的にガードする壁を作る」

ことが大事!

ぜひご飯の準備のお供にワセリンを加えてください❤️

あー。疲れた。

皆さんにお伝えするからにはしっかりと根拠のある情報をと思ってめちゃくちゃいろんな文献や学会資料を読みました🤣

まだまだ研究でわかっていることもごく一部なので、情報に変化があれば随時更新しますねー!

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