妊婦さんのインフルエンザ予防接種 防腐剤フリーじゃなくてもいいの?

友人の妊婦さんから相談を受けたので書いていきます!

日本産婦人科学会のガイドライン2017の情報をもとに記載しています。

妊婦さんとインフルエンザの予防接種

赤ちゃんお腹にいても注射していいの?

大丈夫だよー!妊婦さんは重症化しやすいから受けることをお勧めされているよ!

なぜ打つべきか

妊婦さんは重症化しやすい

体は本来、「自分以外のもの」を排除する働きがあります。なので風邪をひいてもそのウイルスをやっつけて治していきます。

しかし、妊婦さんは赤ちゃんという「自分以外のもの」を、育てるために免疫反応を弱くしています。

このためインフルエンザに限らず全ての病気に対して弱い状態になり、重症化しやすいです

ワクチンを打った妊婦さんから産まれた子供は生後6ヶ月までかかりにくい

現在インフルエンザの予防接種は生後6ヶ月以降しか接種できません。

お母さんが接種をうけていれば、お腹の中で抗体がもらえるので、産まれてからしばらくの間インフルエンザにかかりにくくなると言われています。

ママにとっても赤ちゃんにとってもいいことばっかりだね!

危なくない?

インフルエンザワクチンは「不活化ワクチン」

風疹などの「生ワクチン」は生きたウイルスを投与しますが、インフルエンザはちがいます。

インフルエンザの予防効果が高いこと、また、妊婦さんがインフルエンザにかからことのデメリットが大きいことから接種が推奨されています。

予防接種といっても種類が色々あるんだね!「生ワクチン」は妊娠中受けられないよ!

インフルエンザワクチンの防腐剤?

妊婦さんには防腐剤フリーが推奨

防腐剤としてエチル水銀(チメロサール)が使われていますが、このチメロサールフリーのワクチンも存在します。

妊婦さんにはチメロサールフリーが推奨されています。

防腐剤フリーじゃないとだめ?

チメロサール含有量は極々少量であり、それが影響する可能性は極めて低いです。

(自閉症との関連が言われていたこともありましたが現在は否定されています。)

地域によってはチメロサールフリーを入手できないところもありますが、インフルエンザにかかるほうがもっと大変!

防腐剤が入っているから受けない

ではなく、

予防接種を受ける

ことが推奨されています。

ちなみに私も防腐剤入りを受けました!

結論

インフルエンザ予防接種は防腐剤の有無にかかわらず

受けましょうー!!

補足

授乳中の人も接種して問題なし!

詳しく知りたい方は(産科ガイドライン2017

でもコロナのせいで今年はさらにワクチン難民が増えそう…(私もだけど笑)

皆さんが受けられますように!

今日も読んでいただきありがとうございました。

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