人工授精したけどなかなか妊娠できず・・・
仕事しながら体外受精ってできるのかなぁ
平日5日仕事をしながら体外受精しました!
通院中の大阪のクリニックでのスケジュールや費用について公開します!
この記事でわかること
・体外受精のスケジュール
・体外受精と仕事の両立方法
・体外受精の保険適用のときの費用
目次
私の不妊治療遍歴
2016年 治療開始
重度のPCOSで、クロミッド4錠飲んでも卵胞が育たない。
ゴナールFの注射では50単位で卵胞が4つ以上できるほど。
AMHは10.5(振り切れすぎて欄外に記載されてた笑)
2018年 卵巣多孔術
2019年 クリニック転院。人工授精6回目で妊娠
2022年 第2子に向けて治療再開。人工授精5回で妊娠せず体外受精へステップアップ
AMH9.05
第一子妊娠までのリアルな治療記録は下の記事だよ〜
体外受精のスケジュールは?
私の場合はPCOSのためマイルドアンタゴニスト法。刺激の方法はそれぞれのAMHの値によって適切な方法が変わってくる。
インスリン抵抗性が高いのがPCOSの特徴なので、それを改善させるために、メトグルコ(糖尿病治療薬)も併用。
体外受精の場合は必ず生理3日までに来院が必要。この方法だと10日ほどのスケジュール
クロミッドとゴナールFを併用。ゴナールFは自己注射になるけど、針はとっても細く、痛みは少ない
卵胞の発育状態を観察するために、診察。
9日目の時点ですでに12mm程度の卵胞が10個以上。自然排卵を抑えるための注射(ガニレスト)を診察日と翌日自己注射実施。11日目には15mm前後の卵胞がごろごろ。ゴナールFは中止に。採血をし、エストロゲンの値をチェック(がっつり4000pg/ml以上ありました笑)
採卵に向けてオビトリル。卵胞の成熟を促す。
ゴナールと比べて針が太くて痛い・・・。
たくさん卵胞があるせいでお腹は常にパンパン。でも仕事に支障はなかったよ〜
採血結果を待ったりするので通常より診察にかかる時間が長かったので
ぴよの保育園のお迎えは義母さんにたよりました!
前日22時以降絶食、当日7:30以降は絶飲。8:30にクリニックへ。
同時に夫の精子も届ける。
処置は準備も含め1時間程度で終了。静脈麻酔だったけど、途中で目が覚めて薬追加された笑
麻酔の覚めがよかったので、30分ほど休んだあと着替えて説明をきく。
卵は20個採卵できたと。顕微授精はせず、すべて体外受精をし、翌日受精できた卵は8個だったと報告あり。新鮮胚移植であれば採卵の周期で移植だけど、私はOHSSのリスクがあるので、次周期に移植することに。
採卵当日と翌日は痛みと疲労感がすごかった。
仕事している人は少なくともこの2日間は休みを取った方がいいと思うよ!
OHSSのリスクが高いため、採卵後毎日チェックシートを記入。眠前カバサールも内服開始。
卵巣が腫れているのか、お腹がつねにパンパンだし少し痛い。
20個中、9個が受精、凍結できる胚盤胞までいったのは7つでした
妊婦のときのようにお腹がずっとパンパンで息苦しい。
卵巣にひびくので歩くのもゆっくりしか歩けず。
採卵後すぐよりも採卵して4~7日目までがピークにしんどい。生理は採卵後12日目に来ました!
特にPCOSの方は
採卵後のスケジュールを詰め込みすぎないようにすべし!
一般的には月経開始から6日目に受診し、薬のスケジュールを決めるそうだが、私の場合は旅行の予定があったため受診したのはなんと月経開始の3週間後(笑)
内膜9㎜、卵胞は14mmだったので、その日にhCGの注射を打ち疑似排卵後状態に。エストラーナテープと黄体ホルモン補充のための膣錠が開始となりました。
私のクリニックでは移殖前の膣錠は9時までに入れる、尿を膀胱にためるために500ml飲水する、移殖の1時間前に排尿をし、そこからは排尿を我慢するなどのルールがありました。
当日朝にハッチングした卵。すでにうにょーんと孵化が始まっていて感動。グレードは5BA
下だけ服を脱ぎ、バスタオルのようなものをまいて、処置台へ。
その後ライブカメラを見ながら受精卵が管に吸い込まれていく様子を見ることができました。
処置自体は全く痛みもなく、あっという間に終了
そのあと採血されました~
結果はhcg 0.5
じつは当日朝に検査薬をして真っ白の陰性だったので覚悟はしていました。
これまでの治療と違ってすでにある命を無くしてしまったことがショック。
私じゃないところに還ることができたら育ったのかもしれないと思うとやっぱり辛くて泣きました
実はぴよは
赤ちゃんはちょっとしんどそう〜
といっていました
流産のときもわかっていたようなので、この子は小さな卵とも会話ができるんじゃないかと思ってしまいました
AMH値別 刺激法の参考資料
AMH値 | 卵巣機能の状態 | 卵巣刺激方法 |
---|---|---|
0.5ng/ml未満 | 刺激にて3個以上の卵胞の発育は 困難であることが多い | 排卵刺激に反応しにくい。 自然周期法、クロミッド法、 ホルモン補充などを考慮 |
1.0ng/ml未満 | 卵巣予備能の低下傾向あり | アンタゴニスト法やマイルド刺激法 |
1〜3.5ng/ml | 平均的な卵巣予備能あり | 通常卵巣刺激もしくはマイルド刺激法 |
3.5ng/ml以上 | PCOSや類似する状態。多数の卵胞を認め、 刺激に対し多くの卵胞が発育する可能性がある。 | 卵巣刺激に対し過剰反応する 可能性あり(OHSS) 主にマイルド刺激法を施行 |
なかなかうまくいかないもんだなと思いました。
体外受精はあくまで手段の一つ
同じPCOSで悩む方は卵巣多孔術を検討するのもありだと思います。
保険適用後の体外受精の費用は?
採卵までに実際にかかった費用をお伝えします!
採卵周期
月経3日目 (クロミッド、ゴナールエフ、メトグルコ処方、エコー) 16320円
月経9日目 (エコー、ガニレスト皮下注2回分、尿検査) 8230円
月経11日目(エストロゲン採血、エコー) 1780円
月経13日目 (カバサール処方、採卵処置)32620円
計 58950円
受精卵管理(月経20日目)
採卵数20個→受精卵7個 胚盤胞の作成と保存(タイムラプス)
計 101440円
リセット後移殖周期
月経後22日目 卵巣チェック&移殖準備
(エストラーナテープ、ルティナス膣錠、HCG5000単位注射処方、採血)9590円
月経後27日目 胚盤胞移殖(移植、アシステッドハッチング、採血)40310円
計 49900円
採卵~1回の胚移植にかかった総合計金額 210290円
高すぎる。。。保険適用がなかったらと思うと恐ろしい…
先の見えない迷路に迷い込んだ気分。
費用と現実とのギャップは辛いけどもう少し頑張ってみようと思います
仕事との両立をするために
ここからは仕事との両立をするための私なりの方法をお伝えします!
昼休憩の間に採血だけしに行ったり仕事帰りに寄れるので、職場から近いと意外と便利!
来院頻度も高いので、通いやすさはとっても大事。
通いやすさ以上に大事にしたいのがこれ。
不妊治療のクリニックは待つのが当たり前って思ってないですか?
私も転院前はよく2〜3時間待たされました!
クレジットカードを登録しておけば診察後すぐに帰れる会計システムが導入されていたり、
オンライン診療に対応していたり、待ち時間をなるべく減らそうと努力しているクリニックもあります!
駅から15分くらい歩くけど、ここを重視して通っているよ〜
不妊治療にストレスは大敵!
そこまで考慮してくれるクリニックなら安心だよね!
不妊治療と仕事の両立については国も支援を勧めている内容で、一般事業主行動計画に盛り込むことが望ましいとされています。(次世代育成支援対策推進法 令和3年4月から適用)
不妊治療は体調を崩すこともあるもの。
急に仕事を休むことになったり、子どもの面倒を見てほしいこともでてくるため、
なるべくオープンにできると◎
不妊治療についてもっともっと理解がふかまればいいな
まとめ
参考になりましたか?他にも不妊治療については色々書いてます!チェックしてみてね!
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